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Ultima Onlineの飛鳥を舞台に、
Rootsが成り上がっていく過程を描く(予定の)日記です。
(Since  2000/6/30)

2000年10月下旬

 1つ前へ  1つ先へ  最新のUO日記




10月18日(水) 青のフルプレート

ヒナタさんとムーングロウ銀行内で取引。
彼は確立されたいつものグレーのスタイルにて登場。
私は、会うたびに格好が違うとよく人に言われるが、今回へんてこな帽子をかぶって行ったら、やっぱり驚かれたみたいだった。つか、ちょっと引いてたカモ。
とにかく、お買い上げありがとう。またよろしく〜。



以前デシートで訓練中、とあるギルドに勧誘されたことがあった。
その時は一度やんわりとお断りしたのだが、それからもたびたび連絡が入り、一緒に狩りに行ったり武器や防具の修理をしたりと、何かと交流のある方々がいる。
私はそのギルドに入るつもりがなかったので、つかず離れず的(失礼)なお付き合いをしていたのだが、そのギルドの方々には相当気に入ってもらえたみたいで、ギルドメンバーの家にわざわざ私専用のセキュアを用意してくれたり、鍛冶場を作ってくれたりと、至れり尽せりの待遇をして頂いている。
というか、ほとんどギルドの一員のような扱いになっている。

そして今回、そのメンバーの1人から青いフルプレートの防具作成依頼を頂いた。
プレートの防具は、鍛冶GMであっても必ずHQ(= High Quality)品が作れるとは限らず、作成難易度の高い防具。もちろん、その分防御力も高い。フルプレートというのは頭、首、胴、腕、手、足の6点セット。
そして、青い鉱石は採掘スキル99以上がなければ掘れず、しかも限られた場所でしか掘れない、希少価値の非常に高い鉱石だ。ちなみに、青鉱石の出現確率は1.4%といわれている。
つまり、青のフルプレートとは非常に高価な鎧なのだ。

青のフルプレートなんて、私もまだ作ったことがないほど。
これを、30000gpで!
ちなみに、私の今の全財産は6000gp。

やりがいがあるなあと、勇んで引き受けたのはいいものの、青鉱石は在庫がない。2週間待ってもらうことにし、手付金として10000gpを受け取った。これでもう後戻りはできない。
青が掘れるポイントを知ってはいるものの、一度にたくさん掘れるわけではないので、結構大変だ。
それにしても、品物を受け取るより先に10000gpもの大金を前払いしてくれるのは、こちらを信用してくれているからだ。これを意気に感じないはずがない。
ドクの育成はちょっと先にして、この防具作成を最優先にすることにした。

さあ、頑張って掘ってこよう。





10月21日(土) 羊飼いの集団

色付きの鉱石が掘れるポイントを探して、世界中を掘り歩く旅に出ることにした。
昨日はミノック北の鉱山を探索。そして今日は新大陸のデルシアへ。

通常、遠く離れた場所への移動は、リコールやゲートの魔法を使って行われるが、今年誕生したといわれる新大陸へは、どこからでも移動できるわけではない。
旧大陸と新大陸を結ぶ坑道や限られたダンジョン、一部の場所にある魔法陣を使って飛ぶしかない。

目指すデルシアは新大陸なので、ムーングロウの魔法屋にある魔法陣を使って、新大陸へジャンプ。飛んだ先はパプアの魔法屋。あ、パプアからデルシアまでは遠すぎて歩いていけないぞ。
さちちさんにICQでお願いして、デルシアへのゲートを開いてもらう。どうもありがとう。


と、デルシア郊外でいきなり変な集団が出現。

大量の羊飼いが沸いてます
大量の羊飼い(NPC)が歩いていた。その数約30人。
(注:NPC=コンピュータが動かすキャラ)
でも肝心の羊の姿はほとんどなかった。近くで殺されている牛はいたけども。
黙って立ってたら「ウォーリーを探せ」みたいだなあ。全画面をお見せできないのが残念です。

なんか気持ち悪いので、早々にこの場を離れたのだけど、聞いた話ではここはいつもこんな状況らしい。
この人たち、一体何してるんですかね。とても羊飼ってるようには見えないぞ。
この世界にはまだまだ不思議がいっぱい。



さて、気を取り直して掘っている途中、画面端の方で見たことのある名前が通りすぎた。
あれ、Koo1さんじゃないの。ICQで連絡してみる。

 「今私の前を通り過ぎました」
 「へ?」

久々の再会。GMテイマーを目指す彼は、鹿をテイム中とのこと。テイムのスキル上げるのって、本当に大変そうだなあ。動物探しながら歩かなきゃならないし。

あと数日新大陸を探索し、それから旧大陸に戻ってブリテン北の鉱山あたりを攻めてみる予定。
青鉱石が掘れる場所だけを集めた自分用のルーンブックでも作ろうかな。
間違っても売りませんけどね。





10月22日(日) セキュア消滅

あるギルドの方々の親切により、セキュアボックスを使わせて頂けることになったことは先日ちょっと書いた。セキュアがあると、銀行のボックスがいっぱいでモノが預けられなくなるという心配がないので大助かりだ。
さて、その家は昨日、同じギルドの他のメンバーに譲渡された。でも、今までどおりセキュアを使わせてくれるというので安心していた。
ところがどっこい。

「セキュアが消えた」

との連絡が。
聞くところによると、家譲渡の際一旦ロックダウンの解除がなされたが、再度ロックダウンし直すのを忘れていたらしい。
ロックダウンとは、物が動かせないように固定する作業。これにより、家のオーナー以外の他人が勝手に物を動かせないようにし、また、地面に置かれたアイテムは一定時間経過後に消滅するという仕様から解放される、つまりロックダウンによって物はずっと置かれたままの状態を維持できるのだ。

家の権利が譲渡される際には、それまでロックダウンされていた物が解除されるようなのだが、新家主のDAIさんは部屋に置かれている物を改めてロックダウンし直すことなく、そのまま放置していたらしい。

DAIさんはとても恐縮していたが、なくなったものは仕方ない。
ちなみに私が失ったものは、ガーゴイルピッケル(人にもらった)、マジックカイト(街で拾った)、レアものっぽい貝殻と骨(森で拾った)、フェルッカ石10個位(狩りで入手)など。
ほとんど拾ったものともらったものばかりだったのであまり悔しい気持ちもないのだが、唯一ガーゴイルピッケルだけはもったいないと思う。
ガーゴイルピッケルを使って鉱山を掘ると、強敵の鉱石エレメンタルが出現し、それを倒すと青鉱石が手に入るといわれている(説明合ってるか分かりません)。お世話になっているこのギルドのメンバーから頂いたもので、今度一緒に行こうと大事にとっておいたものだ。これだけはなあ、もったいないなあ。



世界一周鉱山探索ツアー。新大陸に来て3日目に入る。
デルシア周辺での探索を終え、大陸をゆっくりと北上中。あと2日ほどで、新大陸での鉱山探索を終える予定。これはかなり根気のいる作業で、地図を作るために徒歩で日本を一周をした伊能忠敬の気分になる。
でも、これが今後鍛冶屋として生活していく私の大きな財産となる。
世界中を探索し終わるのには、あと2週間はかかるかなあ。





10月23日(月) 大苦戦

モング相手に大苦戦。情けない。今日も新大陸の鉱山を探索。
と、一体のモングバットに襲われた。

剣を持ってさえいれば一瞬で片が付く激弱の相手。
だが、今は鍛冶用ハンマーとカンテラを持っているだけで、防具も着けていない丸腰の状態。
激弱のはずの敵を相手に大苦戦。情けない。

途中、距離を取って体力の回復をしつつ、最後は魔法でやっと撃退。やっと勝利。厳しい戦いだった。

鍛冶用のハンマーを戦闘に使うと、メイスのスキルがチェックされることを今回初めて知った。
うーん、護身用にメイスのスキルを上げるべきか、それとも素手で戦うレスリングのスキルを上げるべきか。

この格好では、基本的に敵と戦うことを想定しておらず、回避ができれば十分なので、レスリングのスキルを一時的に上げておこうかな。そうすれば、突然強敵に出会ってリコールの魔法を使う必要があったときにも、呪文詠唱の邪魔をされずに済むし。
ところで、カンテラって盾の代わりにならないのか。持って戦ってたけど、盾のスキルは上がらなかったなあ。当たり前か。





10月24日(火) 新大陸探索終了

新大陸での鉱山探索最終日。
早朝という私のプレイ時間帯のせいもあるだろうが、新大陸は人が少ない。
もっとも、私が掘っている場所はモンスターの湧かない鉱山のため、狩りに来ている人と会うことはまずないし、しかも掘りやすい山の中ではなく岩肌で掘っており、街からも離れた場所を探索しているため、同業者の採掘師と出会うこともない。

掘るのにもお金がかかる。
まずはシャベル代。それにリコールの魔法やルーンを焼くための秘薬代。
鉱山探索の旅に出て以来、全然商売をしていないので、これらの費用は今までの貯金から取り崩して生活する日々。
ま、せっぱ詰まったら、防具を作りNPCに売るなどして換金する手段もあるのだけど、この旅を終え、青のフルプレートを無事作り終わって2万gpを手に入れるまでは、NPCとの機械的な取り引きは控えたい。

あ、もちろん武器・防具の作成依頼にはいつでも応じますので、お気軽に声を掛けてください。ただし、当分は青以外で。どうしても青でという方、2週間待ちで承ります。

この前、街中で初めて緑の防具に身を包んでいる人を見た。よく言われているほど格好悪いとも思わなかったけど、どうして緑を着ている人ってこんなに少ないんだろう。やっぱり高いからか。高価な防具をつけて狩りに行き、ロストするのは怖いことだ。
あともう1つ疑問なのは、防具で色のコーディネイトをしている人っていないよなあ。
たとえば、胴はゴールドで腕と手袋はブロンズとか、結構いいと思うんだけど。洋服はみんな思い思いのおしゃれを楽しんでいるのに、防具はいつも同じ色ってのが、最近よく感じる疑問。
ちなみに、私が身につけているグローブは青。昨日の日記の画像を見ても、グローブだけではちょっと分かりにくいけど。


今日で、新大陸の鉱山探索は終了。
といっても、北のほうは怪獣のキャンプがあったので掘ってないし、テラサン城周辺、蛇の繁殖地、蛙の沼周辺は掘っていない。自分が安心して掘れる場所の探索だから。
テラサン城はいつか狩りに来てみたいなあ。蜘蛛はキライなんだけども。あのリアルな感じがまた。

明日からは旧大陸に戻ってブリテン北の鉱山を探索する予定。
ここの鉱山は広いから、これだけで一週間くらいかかりそうだなあ。競合相手も多そうだし。





10月25日(水) 称号と信頼度

ブリテン北の鉱山を探索に出る。

死んだ。

しかも2回続けて。通りがかりの人にお願いして荷物回収を手伝ってもらったが、既にモンスターにお金と秘薬を持っていかれていた。大した被害ではないし、これはあきらめるしかない。
が、死んだおかげで称号が下がった。
称号は、ある一定以下になると他人からは自分の職業が見えなくなる。
即ち、今までは「The Admirable Roots , Grandmaster Smith」だったのが、単に「Roots」として表示されてしまう。
このことは鍛冶屋などの生産系にとっては信用度の低下を意味する。
GM鍛冶屋であることが最初から分かっていれば、比較的安心して取り引きができるが、そのことが分からなければ、相手は詐欺を警戒して取り引きに慎重になる(または最初から応じてくれない)。
実際、この世界は詐欺の被害も多発しているのだ。
もちろん、称号が高いからといって100%安心とは限らないのだけど、相手に与える安心感は、高いほどいい。


再び名声を取り戻すには、モンスターと命を懸けて戦闘しなければならない。
どうして生産活動では称号が上がらないんだろう。

このキャラではもう戦闘はしないつもりだったが、やむを得ない。
明日は1日だけモンスターと戦いに行こう。称号を取り戻すために。
あ、その前に防具作らなきゃ。





10月26日(木) 大敗

昨日は災難だったなあ。でも一応荷物回収はできたし、今日はちょっとばかり狩りをやって名声を上げて、称号を元に戻して、そしたらまた鉱山探索だ。よしよし、と予定を立てながらログイン。
繋いでみて固まった。

荷物回収前まで巻き戻ってる・・・。
死んで、野良ヒーラーに復活してもらって、荷物回収する直前の状態。うげー。

ということは、当然荷物は全ロスト。そこにお決まりのように登場するモンスター。
はい。また死にました。

この世界の2つの大きな特徴。1つは他のプレイヤーと会話ができること。
もう1つは、リセットボタンがないこと。つまり、死んだ事実は消せないということ。
生き返ることは可能だけど、それは死ぬ前の状態に戻るということじゃない。あくまでも、死んで、もう一度復活した。その事実は変わることがない。
一度死ぬと、復活するのと引き換えにかなりの名声を失う。それでも、プレイを続けるためには復活して、またモンスターと戦い、頑張って名声を手に入れる。それ以外に方法はない。

昨日、せっかく親切な人に出会って荷物回収を手伝ってもらったというのに、その事実は今この世界に存在しない。時間はその人と出会う前に巻き戻ってしまったのだ。
いわゆる「巻き戻り」は日常茶飯事なので、普段はいちいち気にしないのだけど、荷物の全ロストは凹む。お金、秘薬、シャベル、鍛冶用ハンマー、鉱石、そして着ている服まで。
服は、自分用にコーディネイトしたものなので、なかなか同じモノは売っていない。人に頼んで作ってもらうか、同じ型で色違いのものを買ってきて染めるしかない。これだけでかなり面倒だし、お金もかかる。

魔法書と、リコール魔法の行き先を記したルーンブックだけは死んでもなくならないのがせめてもの救いだ。
これがなくなったら、今までの探索が1からやり直しになってしまう。

気を取り直し、ふらふらした足取りで街に戻り、鍛冶屋で武器と防具を作成して身につける。
雪辱戦だ。かなりの名声を失ってしまった。モンスターを叩きにいくぞ。
こうなったら一気に効率よく上げるしかないな。どこに行くのがいいだろう。

デシート3階、骨騎士部屋。ここに決めた。ずっと前に一度行ったきりだけど、なんとかなるだろう。だって武器も防具もGM鍛冶屋の自分が作ってるんだぜ。ふっ。
ちょっとやそっとの攻撃なら大丈夫のハズだ。
早速リコール魔法で骨騎士部屋へ。ダンジョンなんて何ヶ月ぶりだろう。

到着。真っ暗だ。そうだった、ダンジョンは暗いんだ。ええと、明かりの魔法はなんだっけ。
あ、黒ポーション持ってたな。飲んでみよう。ごくごく。周りが明るくなる。
げ、骨騎士4体に囲まれてる。つか、体力が残り14!え、いつの間に。
と思ったところでまた周りが暗くなった。死亡。
誰だよ、こんなトコにマークしたの。私じゃないです。
ちょっとやそっとの攻撃でもなかったようです。

うろうろと辺りをさまよっていたら、強そうな戦士の方に出会った。
この方に包帯を巻いてもらって復活。そして、なんとか荷物回収。だがその後も死亡。

結局、今日の死亡回数は4回。
名声上げに来て、大いに名声を失って帰るという、散々な結果。
何しに来たんだ、おれは。

名声上げと、旧大陸での鉱山探索はちょっと置いといて、明日からはしばらく新大陸のデルシアで鉱石掘りに専念します。確か、そろそろ鎧作りの納品日が近かった。一気に掘って一気に作ります。ガシガシと。
自分の名声を気にしてる場合じゃない。





10月27日(金) 精製失敗

青鉱石をインゴットに精製しようとしたんですけど、精製失敗が続き、最小単位140 ore が2 ingot になりました。(一発で成功していれば70 ingot)
泣きそうです。

これだけ掘るのに、どんなに大変だったか。
一体いくらかかったと思ってるんだ。

でも、2 ingot。

<補足>
現在、ブリタニアでは9種類の鉱石が確認されている。
スキルによって掘り出せる鉱石は変わってくるのだが、一番高いスキルが必要とされ、かつ出現率が最も低いのが青色の鉱石。当然精製の難易度も最高である。精製は採掘のスキルが必要となるが、GMであっても成功率は決して高くない。





10月31日(火) 青フルプレ完成

注文を受けていた青のフルプレートがようやく完成した。発注時に2週間待ってもらうことを伝えていたが、なんとか納期に間に合った。

Roots銘入り青フルプレ依頼主のLeeさんは、いつでもいいよと何度も言ってくれていたのだが、一度引き受けた以上は約束した期日までに仕上げたい。常に在庫薄の青鉱石、注文を受けて最初の一週間は新大陸で鉱石発掘の旅をしていたため、余計に時間を食ってしまった。
でも、ポイントをいくつか発見できたのは収穫。
今度は旧大陸でのポイント探しをしなくては。


というかKoo1さん、青インゴット大量提供ありがとうございました。
ベリーベリーサンクス!


さて、ヒナタさんからトレジャーハンティングのお誘い。つか、志願したんですけど。
ヒナタさんのトレハンキャラがレベル2の地図を解読できるようになるまで、あと約1週間とのことことなので、それまでにセカンドキャラのドクを育てて戦えるキャラにしなくては。
と、ドクが前に活動したのはいつだったっけと思ったら、2週間前、青のフルプレ注文と同時に活動休止していたんだった。まだ誕生してから実働3日しか経ってない。
あと1週間でトレハンとか行ける状態になるのか?

<ドクの戦闘力>
 戦術 72  剣術 67  盾 60
 STR 94  DEX 40  INT 31




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