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「成り上がりUO日記」はどうやって作成されているのか。今日はその作成過程を公開しちゃいます。UO日記を書いている方、これからやってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。 □準備編 1.Ultima Online Screenshot Utility いわゆる「UOSU」。ブリタニアでのできごとを撮影するツールです。 現在は配布元が閉鎖されているようですので、新たに入手したい方は、Ultima Online Tools shrineで公開されている「Fake UO Screenshot Utility」を使うとよいと思います。 2.画像加工ソフト UOSUで撮影した画像を加工するのに使います。 私は「かこう絵」というマイナーなシェアウェアを使っています。 3.画像ビューア 撮影した大量の画像を一覧で見られるソフト。 画像ビューアはフリーソフトがたくさんあるので、気に入ったモノを使えばいいと思います。 私は「Susie」を使ってます。 4.HP作成ソフト 「ホームページビルダー」を使っています。 「Dreamweaver」も持っていますが、使い勝手が気に入らなくてはるか昔にアンインストールしちゃいました。 □実践編 ネタは鮮度が決め手。 時間が経つと、楽しかった記憶もだんだん曖昧になってくるので、表現も陳腐になりがちです。楽しいこと、面白いことがあったら、その余韻が残っているうちにできるだけ早く更新する。コレ最強。自分で言っててあまりできていないワケですが。 私が1回の更新にかける時間は約2時間〜2時間半。画像の選択・加工に1時間、テキストに40〜60分、微調整に2,30分てトコでしょうか。 私は自分の日記作成スタイルを「ネタ濃縮法」と呼んでいます。(今作った) たくさんの画像撮影&加工と多めの文章をまず書いて、削っていく(濃縮していく)という作業を行っています。 戦士祭りやトレハンなど、仲間と一緒にちょっとしたイベントがあると、一度で100枚以上、多いときは300枚近いSS(ScreenShot)を撮ります。自動シャッターの機能は使っていません。すべて手動。 で、後からビューワで画像を1枚1枚見て、日記に使えそうなものを選び、適当な大きさに加工していくのですが、この時点では、まだはっきりと話の流れは決まっていません。なので、使うかどうか分からないものも含めて多めに加工します。完成時に10枚の画像を使っているとしたら、少なくとも20枚くらいは加工してると思います。この手間が意外と重要なのではナイかと。 HPビルダーを起動し、加工した画像を順に並べていきます。 で、画像を眺めながら、どれを使って日記にするか検討します。オチの部分もこの段階で考えます。 このサイトの初期の日記を読み返してみると、画像があまりなくてテキスト主体でした。画像が1枚もない日もあるくらい。最初の頃はUOのシステム自体を理解していないので、それを説明しながら自分も理解する意味合いもありましたし、また当時は自分も含めてダイヤルアップが主流の時代だったので、画像もなるべく小さく少なめにという意識がありました。 サイト開始時から重視しているのは流れと雰囲気。戦場の興奮とか、仲間との掛け合いの楽しさをお伝えできれば成功と思っています。自分が楽しいと思ったイベントは日記も自然と楽しくなるものです。もし最近の日記がつまらないとしたら(以下略)。 さて、UO日記を書くときに、起きた出来事を説明しながら全部書くというのは、記録としてならよいと思いますが、人に読ませることを意識するのであれば、あまり効果的とはいえない場合もあるでしょう。 今のような日記スタイル(画像主体、テキスト少なめ、オチで大フォント)がこのサイトで定着したのは2001年9月頃ですが、それ以来私はテキストを極力減らす努力をしています。日記公開に至る前の段階では、実はもっとたくさん書いているのですが、短い説明に置き換えたり、書いてみたらつまらなくてボツになったりというシーンも結構あります。ココが「濃縮法」の肝です。たくさん書く努力をするのではなくて、「切り捨てる勇気」を持つというところ。 文章を書いたり削ったりしながら、画像とテキストの配置を決めていきます。基本的に、説明にあたる部分は左揃えで、ネタぽいところは中央揃えにしています。(この辺はアバウト) 仕上げに、文章の段落や間合いを調整します。余白も大事な演出てコトで。 そんな感じで、気が付くと2時間が経過しています。 正直な話、つまらない日記ほど時間がかかっています。(自分的に)面白い日記は勢いでいけるのですが、ネタ的にいまいちだなあと思いながら作っているものは、書いていてもまとまらず、無理やりオチをつけたりして、異常に時間をかけた挙げ句つまらないという最悪な結果になってしまうものもあります。この辺りは、UO日記を書いているサイト管理者様であれば、共感して頂ける部分も大きいのではないかと思いますがどうでしょうか。 でも、本当に一番大事なのは、一緒に戦える、または一緒にブリタニア生活を楽しめる仲間を持つということです。私の場合は、本当に仲間に恵まれていることをいつも感じています。仲間がいなかったら、いくら魅せるテクニックを研究したところで無意味です。 愉快な仲間たちと出会えたことは、本当に運が良かったと思います。彼らに楽しませてもらうことで、このサイトは成り立っているといっても過言ではありません。時の流れとともに、ブリタニアから去っていった友人も少なくありませんが、このサイトがある限り、ともに過ごしたブリタニア生活は色褪せることはありません。 □おまけ 最近、FLASHを作ることもあるのですが、FLASHの場合は日記と作成手順が全く異なります。 日記の場合は、適当に画像を加工し、並べてみて、テキストを考えながら書いてみて、うまくいかなかったら並べ替えたり削ったり…という「色々やっているうちに出来上がる」という感覚があるのですが、FLASHの場合そうはいきません。 FLASHでは、最初に構成を決めてから作らないと、全く形になりません。「あらかじめ頭の中で組み立てておく」という作業が必要なので、日記のようにはいかないのが大変なところです。 カッコイイFLASH作りたいなあ。 前のテキスト 次のテキスト |