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駆け出し鍛冶屋の頃 1 (2001/7/12) |
今日は、今まで書けなかった話を書いてみます。
私が作った鍛冶製品は一切値引きをしていないのですが、このスタイルを貫くきっかけになった出来事についてです。
鍛冶GMになったばかりの頃でした。
それまではずっと鍛冶GMを目指してひたすら修行していたので、GMを達成した後のことまではなかなか思いを巡らせることができずにいました。もちろん、「運営ポリシー」なんてのも当時はなかったし、価格もまだ明確には定まっていませんでした。他の鍛冶屋さんのHPに載っていた複数の価格表を参考に、「一応このくらいで」という参考価格を自分で出してみたくらい。そんな程度なので、当然価格表もHPにアップしていませんでした。
鍛冶の修行中は、スキル上げに必要な難易度のモノを作る必要がある関係でごく一部の武具しか作っていなかったため、すべての鍛冶製品にどんな種類があるのかさえ把握していないくらいで。防具のAR上昇とかDEX減少とかもぼんやりとしか知らなかったし、人様の武具を修理することもほとんどなく、傷み具合なんて知ったこっちゃなかった。
今から振り替えると、なんかサイテーな鍛冶屋ですね。
ホントに、本当に、鍛冶GMになりたての頃なんて、ただスキルが100というだけで実際には全くの素人に近い駆け出しの鍛冶屋に過ぎなかった。
この世界で暮らし始めて何も分からず最初に作ったキャラを鍛冶屋にしようという場合、こういうパターンて結構多いと思う。かと言って、ウルティマを既によく知った人が、GM鍛冶屋を1週間か10日くらいで促成栽培する場合ならいいのかと言えば必ずしもそうではなくて、どういう姿勢で鍛冶屋をやっていくかということにもよると思う。
自分や仲間の武具の修理要因として鍛冶キャラを作るということであれば、商売としてやっていくわけでもなし、価格表なんて作る必要もなく、知り合いから頼まれたらお金を取らずに鍛冶製品を作ってあげるということもごく普通にある話だろう。
話がそれました。
さて、鍛冶GMになって間もない頃のある日。知り合いから黒フルプレートの注文を受けました。
喜ばしいはずのこの注文が実はトラブルのきっかけになるだなんて、この時点ではまだ思ってもみませんでした。
と、本題はここからだってのに、まだまだ長くなりそうなので次回に続いてしまうのです。
<次回予告!>
鍛冶GMになったばかりのRootsに最初にして最大の試練が訪れる!
そのとき彼のとった行動、そして選択とは…。
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